毎日様々な修理加工に取り組んでおります!!
野球用品はグラブやスパイクなど修理やカスタムなどの種類も様々です💦
選手の手となり共に戦うグローブ。
それゆえ消耗してゆきます。
今回はグローブの修理をしましたので紹介します。
グローブヘリ革交換
今回した修理はヘリ革交換とそのほかの場所です。
グローブのヘリ革とはグローブの手入れ口まわりをグルっと巻いてある丸いレザー部分です。
この部分は野球ショップなら修理に対応しているかと思います。
高い技術が必要になる専門的な加工になります。
グローブのヘリ革が破れるとどうなる?
このヘリ革部部分はグローブを着用した際、人差し指や手首まわりに当たる部分です。
このグローブに直接触れるヘリ革が消耗してしまうと、まず手触りが悪くなります。
ガサガサになってしまい、当たる場所によっては痛みを感じるかもしれません。
また、このヘリ革はいろんなパーツをつなぎとめる役割もあります。
ヘリ革が消耗することで他の場所も悪くなってきます。
グローブ捕球面破れ、掛けヒモ交換
今回はヘリ革交換に加え、捕球面の破れと親指部分の掛けヒモの交換も行いました。
どちらもグラブにとってとても重要な場所の修理となります。
早めの修理が必要ですね。
ヘリ革交換、捕球面破れ、掛けヒモ交換の作業
ここからはヘリ革交換、捕球面破れ、親指掛けヒモの作業を紹介したいと思います。
まずは分解していきます。
ヒモをバラす箇所はウェブ以外は全部です。
そして、手首まわりのくるくる巻いてあるヘリ革をハサミで切りながら外していきます。
このヘリ革を外すと内側のパーツと表面本体ががばっと分裂できます。
このヘリ革は大事なつなぎのパーツです。
こんな感じで表面だけ取り外しました。
中身空っぽ状態のグローブです。
ヘリ革を外すと二つに分離できます。
残ってる縫い糸などを完全に取り除きます。
いよいよ新しいヘリ革を装着していきます!!
ずは表面部分にヘリ革を縫い付けます。
使用中の古いグラブはレザーが傷んでいるため慎重に等感覚を意識しながら縫い付けします。
グローブの端ギリギリを縫い付けていくため高い技術と経験が必要です。
クルっとひっくり返し内側に巻き込んで表面から再度縫い付けていきます。
ヘリ革は二度縫いが必要です。
バラしたヒモを組みなおし完了です。
グローブに芯が通ったようにシャキッとなりました。
内側もこの通り手首部分のヘリ革がきれいな新品になりました。
捕球面、指股部分が裂けていたのでついでに縫い付けしました。
裏から薄い当て革をし、表面から破れた部分をふさぐように縫い付けしていきます。
捕球面の破れは放っておくとどんどん広がり土が入ってしまったり、捕球力が低下してしまう恐れがあり早めの対処が必要です。
ヘリ革修理の際はグローブの大部分を分解できますので他に悪いところがある場合は治してもらいましょう!!
コチラのグローブはかけヒモが切れていたため部分的に修理し、きれいになりました。
一枚革からパーツを作成し裁断します。
指かけヒモが切れると親指部分に握る力がうまく伝わらず捕球の際のキャッチングが安定しません。
今回はヘリ革修理と捕球面破れ、親指掛けヒモの交換できれいな状態に復活しました。
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メンテナンスしてグローブを使い続けよう
今回はグローブのヘリ革交換や、破れ、掛けヒモパーツ交換などの修理加工を紹介しました。
グローブは壊れたらすぐ次の新品を買い替え!!というのはとてももったいない商品です!!
ギリギリまで修理しながら大事に使いましょう!!
グローブは壊れる寸前が一番旬な状態にあると思います。
普段のメンテナンスも欠かさずに!!