今回の投稿は、以前からやってみたいなぁと思っていた完全自作のキャッチャーミット作成の様子です!
思考錯誤しながらなんとか仕上がりました。
最終的には課題の残る結果となってしまいましたが良かった点もありました。
その一部始終をご紹介したいと思います‼︎
9tool 完全手作り オリジナル軟式用キャッチャーミット | 9tool (petasu.biz)
▲Cミットの部屋開設しました!!
【手作りキャッチャーミット】型紙を作成する
まず、自作キャッチャーミットを作成する上での第一段階はこの型紙を作成するところから始まります。
参考にしたミットはあるのですが、サイズや各所微調整がかなり入りましたのでほとんどオリジナルの型紙となりました。
この型紙作成をしっかりすることで組み上げ時のズレを無くすことができます。
【手作りキャッチャーミット】革を切り出す、穴を開ける
各所パーツの型紙が出来上がると次はパーツの切り出しです。
作成した型紙から手作業でパーツを裁断していきます。
メーカーさんなどで作成されているグローブやミットは革の抜き型があり機械でガシャンと1発で切り出しているのですが、そのような設備はないため一枚ずつ手切りでの作業となります。
この段階でかなりの時間ロスです…
しかし、手作りならではの楽しく難しい工程となります。
歪みがあったり、切り口がギザギザにならないよう丁寧に切り出し、微調整はヤスリで合わせていきます。
切り出したパーツには紐の通し穴をこれまた手作業で一個ずつ開けていきます。
【手作りキャッチャーミット】組み上げ、縫製
切り出したパーツを接着、縫い付けします。
仕上がりをイメージしながら1箇所ずつ組み上げていきます。
今回は手の甲部にはクッションパッドを採用しました。
フワッとした手触りでノンストレスです。
このクッションパッドはとてもいい収穫となりました。
普段の修理加工でキャッチャーミットも部分的に補修をすることはありますが、一から作成するとなると全くの素人。
しかも初めて。
縫い付けにも細心の注意を払いゆっくり作業しました。
中の芯材は何度も素材を取り寄せ、合いそうなものをチョイスしました。
しかし組み上げてみると硬すぎることが判明します。
この芯材についても再度適正なものを探す必要があります。
【手作りキャッチャーミット】仕上げで気付いた各所のミス…
全体を組み上げ、半面に革紐を通し裏面、表面を接合させる最終段階目前で各所にミスがあることが判明します…
形状がおかしかったり紐の通し穴がズレていたり
この時点で気持ちが失せてしまいましたが、なんとか完成まで到達することができました!
例えばこの部分のでっぱりとか・・・
これは縫製の段階でのミスです。
【手作りキャッチャーミット】完成!
画像で見る限りはまあ悪くなさそう?という感じですが、じっくり見てみると各所にズレなどのミスが目立ちました。
実際最終段階での紐通しの際ズレのせいでかなり通しにくい部分があったほどです。
作成期間は1ヶ月半。
そのうちの1ヶ月はミスが判明し気持ちが萎えたことによる作業放棄期間です。
途中まではオッ、なかなかいい感じじゃないか?と手応えを感じながら楽しく進めていただけに最後の最後でミスが分かった時の心の折れ方が激しすぎました。
組み上げてみると……
なんか結構いい感じ。
でもやはり所々ミスはあるか…
と少し複雑な気分です。
しかし初めて自分で一から作り上げたキャッチャーミットに物凄く感動しています。
8割9割くらい出来上がった時点で、結構いい感じだと思いましたが、最終段階の組み上げ時にミスに気づきました…
やはりグローブやキャッチャーミットの作成は難しかったです。
組み上げるまでどうなるか分かりません。
仕上がりを安定させるためには何度も何度も作成し、熟練の感覚が必要なんだなと改めて痛感しました。
【手作りキャッチャーミット】型付けしてみた
グローブやミットは最初はあんまり良くないものでも、型付けや型直しをしていいものへと生まれ変わらせることができる場合があります。
今回の手作りキャッチャーミット作成を終え、一番気になったのは捕球面のシワです。
これは恐らく今回使用したレザーの種類がシワになりやすいものだったのだと思います。
組み上げて手を入れてから少し閉じる動作をするだけですでにシワになっていました。
この気になるシワを型付けにより軽減させてみました。
捕球面に液体オイルを垂らし中に浸透させた後しっかり叩きポケットを作りました。
少しまだシワが残りましたがキャッチングに支障はなさそうです。
オイルを入れながら少しずつ柔らかく揉み込みました。
各所ミスはありましたが型付けをしてみるとなかなかいい形になっていきます。
【手作りキャッチャーミット】良かった点と悪かった点
今回は型紙を作るところからスタートするという一からのキャッチャーミット作成となったのですが、悪かった点ばかりではありませんでした。
悪かった点
•紐穴通しの穴がズレたて
•中の芯材が硬すぎた
•捕球面にシワができた
悪かった点はなかなかの致命的な内容です。
ここを改善できなければ満足に使用できるまでには至らないかと思います。
まずは型紙のさらなる微調整と芯材の変更を考えていきたいと思います。
捕球面のシワに関しては使う芯材を変更し、使用するレザーの選定をしっかりすることである程度改善できるものと思います。
良かった点
•カラーリングはコンセプト通り
•型は良い
•クッションパッドの完成度が高い
もともと、柔らかいカラーリングのミットを作りたくスタートした今回のミット作成。
全体的なデザインとしてはかなりいいものができたのではないでしょうか?
次作に関しても自分の作りたいカラーを使いコンセプトに沿って作成していきたいと思います。
そして、型は全体的に思いのほかよくできていると思います。
型付けを行うことでさらにいい感じに仕上がりました。
そしてこれは1番の収穫といってもいいほど良くできたのが手口部分のクッションパッドです。
ソフトな着用感でとても気持ちがいいです。
【手作りキャッチャーミット】これからの活動
これからさらに改良を重ねながらキャッチャーミットを手作りで作成していきたいと思います。
もちろん作るだけではなく気に入っていただけた方への販売も視野に入れています。
ぜひ応援よろしくお願いいたします!
【手作りキャッチャーミット】さいごに
今回は初めてのキャッチャーミット作成ということで一から作り上げる工程をお話してみました。
課題がたくさん出てきましたが一つずつ改善し仕上がりの質を安定させたいと思います。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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