令和の高校野球観戦記 強豪高校vs古豪高校 勝敗を分けた要因は? 流れが変わった四番の第四打席

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甲子園

 

こんにちは!!

各地で熱い夏の甲子園地区予選が繰り広げられていますね!!

今回はそんな地方大会から僕の母校の試合を見て感じたことをお話しします!!

あと一歩強豪校に及ばなかったのはズバリ総力でした。

 

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僕の母校はどんな高校?

僕の母校を紹介しておきますが、1番早くわかる表現だと、いわゆる田舎の公立高校と言ったところでしょうか。

甲子園に出場したのは30数年前に一度です(甲子園出場時は常総学院に圧倒的に負けてしまいました)

それからは県予選ベスト4、ベスト8などを繰り返しますが少しずつ甲子園からは遠ざかり、僕たちの時は一回戦負けや、二回戦負け、と戦力も落ちていました。

ここ最近になり学校が整備され野球をできる環境も当時より格段に良くなりました。

直近5年くらいはベスト8、ベスト16などに食い込むようになりました。

少しずつまた力をつけてきています。

県内で言えば、いわゆる『古豪高校』です。

 

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対戦相手はどんな高校?

 

今年の県予選大会二回戦目で僕の母校と当たった相手の高校ですが、県内では毎年甲子園を狙うような強豪校です。

今回観戦した僕の母校と相手高を比較してみました。

相手校 部員数100名超  春夏通算21回甲子園出場

母校  部員数30名程   夏1回甲子園出場

 

圧倒的に相手高に劣る僕の母校ですね(;´∀`)

21回甲子園出場ってすごすぎですね( ;∀;)

強豪校は絶対に手を抜かない

 

おそらくですが、相手の強豪校に油断や隙は全くなかったと思います。

僕の母校と対戦相手の強豪校ですが、個々の力では確実に相手が勝っていました。

しかし、強豪校が最も恐れているのは僕の母校のような『古豪高校』なのではないでしょうか?

そしてそれは選手よりも特に指導している強豪校の監督がひしひしと感じているはずです。

僕の母校の監督はこの道何十年も同じ高校を指導してきました。

何千人という生徒を指導し、数え切れないほどの試合経験を積んできたまさにレジェンド級の指導者です。

その指導は強豪校の監督が視察に来るほどでした。

なめてかかれるはずがありません。

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個々の力では叶わないかもしれませんが、古豪高校の選手たちには過去の強い時代から受け継がれる野球部としての伝統を今でもしっかり継続しているのです。

どんな試合になろうとも決して折れない強いハートを持った選手たちが夏の本番に挑んできているのです。

そのことを知っている相手強豪校は試合の序盤から僕の母校を壊しにかかります。

初回から相手校の全力プレーが感じ取れました。

例えば甲子園で見せる超名門校『大阪桐蔭』の選手たちの全力プレーのように、強豪校は絶対に油断せず全力で攻撃してきます。

 

前評判を覆す古豪高校の強さ

 

しかし、試合が始まると僕の母校は甲子園常連の強豪校と互角に渡り合います。

初回、早速ヒットで相手に出塁を許してしまします。

俊足揃いの強豪校はすかさず仕掛けに入ります。

初回から相手が見せてきたのは『ランナー出塁後、初球セイフティバントの構え→二球目に一塁ランナーが盗塁(バッターは二球目もバントの構え)』

早速仕掛けてきた相手校ですが、ここで予想を覆す展開が待っていたのです。

盗塁阻止!!

そう、僕の母校のキャッチャーは矢のような送球で相手の俊足ランナーを見事アウトにします。

その後出塁を許したランナーへも警戒を続けるバッテリー。

投手の素早い牽制球からキャッチャーからも積極的なランナーへの牽制球。

僕の母校のバッテリーは実に落ち着き払っていたのです。

そして、強打者を有する相手強豪校打線に対して徹底的に内角攻めを実行します。

これは僕の現役時代から叩きこまれてきたことです。

『絶対に逃げない野球』

古豪高校には伝統の強い精神力があります。

徹底した内角攻めはことごとく強豪校のスイングを鈍らせていました。

初回後攻で守備からのスタートとなった母校ですが、まるで攻めているように相手校にプレッシャーを与えることに成功します。

 

古豪高校は恐れずにバットを振って来る

 

僕の母校の各バッターは、相手の好投手に対して決して『見る』ことはせず『振る』というスタイルをとっていました。

積極的に繰り出すスイングは次第に相手投手に合い始め、序盤での相手先発投手の降板に成功。

そして、変わった投手の初球をはじき返すという実に強気な攻めを見せます。

一歩も引かない打ち合いを挑んだのです。

7回までスコア2-2、安打数9-9、エラー数1-1

と全くの互角な戦いとなります。

 

命運を分けたのは総力だった

 

ゲームも後半、これまで要所を抑え相手校を最少失点に抑えるピッチングを見せていたエースで四番、チームの柱にアクシデントが起こってしまいます。

しかもこの四番はこの試合4打数3安打を放ちました。

相手の脅威となっていたことは言うまでもありません。

スイングは決して相手の強打者に負けていないのです。

しかし左中間に放った第四打席目に走塁中負傷してしまします。

僕もスタンドから見ていたのですが、スタンドに来ていたたくさんの母校のOB達や全校生徒、保護者の方たちはその悪夢のような光景に絶句します。立ち上がれないのです。

『エースで四番のプレー継続が不可能』

後から聞いた話ですが、エースで四番の選手はなんと足の甲の骨が骨折してしまったのです。

もちろんプレーはできません。

 

しかもまさかそのようなアクシデントが起こるとは思ってなかった母校は前の回に二番手投手を代打に使っていたのです。

代打のみだったためその後投手はできません。

ほとんど投球練習はしてこなかった一年生が公式戦初登板するという緊急事態となります。

結果残り2イニングで2失点。 粘りを見せ最後まで戦い抜きましたが、結果はスコア2-4で敗退してしまいました。

相手校は序盤からタイプの違う高いレベルの投手が次々に出てきました。

各打者のタイミングが合い始めたらまた違う投手が出てくる・・・

その日安打がないバッターには代打を送りその代打の選手はやはり強打者です。

そう、ベンチメンバー全員が高いレベルにあったのです。

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強豪校VS古豪校の試合を見て思ったこと

 

僕は今回母校の大一番ということで応援に向かいました。

試合を見て思ったのですが、どんなに力の差があっても試合の行方はやってみないと分からない。

ということ。

今年は各地地方大会で強豪校敗退のニュースを目にすることが多いですよね。

僕が見た今回の試合のように、妥当強豪校を掲げこの夏臨んでくる高校は予想以上の力を発揮し相手チームに食らいつきます。

時には相手チームを打ち負かすほどのパワーを出すこともあります。

今回惜しくも敗退してしましましたが、間違いなく相手校は追い詰められていたと思います。

実際試合中に相手の焦る様子も出ていた場面なんかもありました。

絶対に負けないという信念は古豪高校の全選手にしっかり行き渡っていました。

そして強豪校に立ち向かい打ち負かすことを期待する歴代OBや歴代OBの保護者、現選手の保護

者や生徒達が相手チームよりも遥かに多い数で声援を送っていました。

毎年見慣れた光景ですが、やはり僕の母校の野球はみんなに愛されていることを感じました。

高校の近所のおじいちゃんや地元の方もたくさん来場していました(( ゚Д゚))‼ 遠い会場にもかかわらず(; ・`д・´)

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さいごに

 

今回は僕が観戦した古豪高校(母校)VS強豪高校の試合についてお話しました。

高校野球はなにも甲子園だけで行われているスポーツではありません。

各県、地方で熱い試合が繰り広げられそこにはいろんなドラマがあります。

毎年母校の応援に駆け付け、負けた時にはOBである僕も選手たちと同じように涙を流し悔しく思います。

高校野球を見てとても心が洗われるような気分になります。

ひたむきに白球を追う高校球児の試合を見に行ってみてはいかがでしょうか?

 

ではみなさん、良い野球ライフを送りください( ^)o(^ )