グローブ刺繍加工の作業工程を紹介。かかる時間や金額は? 使用中のものにもネームが入る?

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ども!!

毎日野球用品に囲まれた生活をしています(仕事なので仕方ないですが)

今回は野球グローブの刺繍加工についてのお話です。

グローブの刺繍加工は野球ショップなら対応してくれるところも増え、昔よりもより身近なものになりました。

店頭でグローブを購入後に刺繍を依頼すると思うのですが、今回はどのような作業をし、どのくらいの時間を要するのか作業工程をお教えします。

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アシックスゴールドステージ硬式用グローブへ刺繍加工

今回加工したグラブはコレ!!

アシックスゴールドステージ硬式野球投手用グローブです。

今シーズンよりエースナンバーを手に入れたということで高校球児が購入されました!!

ガンバレエース!!

グローブ刺繍加工作業工程/ヒモばらし

まずは第一段階としてヒモをバラしていきます。

よくお客様に刺繍加工の際グラブのヒモをバラすと説明すると、へぇーそうなんですね!と驚かれます。

学生野球で認められているグローブの刺繍加工位置は平裏部分となりますので手の平、土手、指芯部分のヒモはすべてバラし刺繍枠を入れ込めるようにします。

グローブ刺繍加工作業工程/グリスを取り除く

ヒモをバラし指芯を抜いてあげるとグローブの手入れ部分がパカっと開きます。

皆さんもご存じの通りここにはアタッチメントグリスと言われる両面のレザーを密着させる接着剤が入っています。

このグリスを刺繍面に当たる方のみできるだけ完全に取り除きます。

ここでグリスが残っていると、糸を巻き込んでしまったりミシンがグリスを吸い込んでしまいミシンに支障が出たりします。

故障の原因になりかねません。

私も刺繍加工を始めたばかりの頃はこのグリスを取り除くということを知らずにそのままスタートしまったため、糸が絡まり針が折れ失敗してしまいました…

苦い記憶です。

グリスをキレイに取り除き刺繍面と逆の方にはガムテープでグリスが漏れないようにとめました。

グローブ刺繍加工作業工程/加工する文字を作成する

 

グローブのヒモをバラしグリスを取り除くと、次は加工する文字の字型を作成します。

今回は『覇気』の力強い二文字の加工です。

私は字数ごとに一番キレイに映える文字の大きさを決めているので今回もこの黄金比にて加工してゆきます。

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グローブ刺繍加工作業工程/加工位置のマーキング

 

字型を作成すると次はどこにどの角度で加工をするのか印をつけます。

私ははがしやすいセロハンテープを使用します。

グローブ刺繍加工作業工程/加工スタート

 

ここまで下準備が出来たら刺繍枠にセットし、いよいよ刺繍加工のスタートボタンを押します。

硬式用の強いレザーに刺繍をするため専用のバルダンミシンを使用します。

加工中です。

なかなかいい仕上がりになりそうですね!!

今回のカラーチョイスは蛍光オレンジ×光沢金糸です。

本体色に近いオレンジカラーを金糸で縁取るという独特なカラーチョイスです。

ナイスセンス(/・ω・)/

グローブ刺繍加工作業工程/加工後組みなおす

 

無事に刺繍加工が終わりました。

いかがでしょうか?

『覇気』の二文字が適正な場所に程よい大きさで入りました。

取り除いたグリスをもう一度補充しなおしヒモを組みなおし完了です。

グローブの刺繍加工にかかる時間と金額は?

 

私のショップではミシンを常設しているため外注に出すことなく割と早い納期で仕上げることができます。

しかし、繁忙期や修理加工が多いタイミングではやはりある程度の期間お預かりすることになります。

また、外注に刺繍依頼をしているショップですと長い場合1カ月ほどかかってしまうケースもあるかもしれません。

実際ミシンを常設している私のショップでも型付け加工まで含め1週間~2週間ほどは期間を頂いています。

刺繍加工の価格は各店様々でしょうが、2000円~4000円程別途かかるものだと考えていた方が良さそうです。

購入分は無料サービス!!というショップも見かけたことがあります。

加工前に問い合わせてみてください。

使っている使用中グローブにも刺繍は入れれるの?

 

実は今回加工したグローブは購入後型付けを施し少し使用されたものです。

今回は使用済みグラブに刺繍加工をしていることになります。

まだ数回の使用でレザーにも強度や張り感が残っていますので今回のように問題なく加工できました。

▲使い込まれ、レザーに傷みがあるグローブに刺繍加工をするのは非常にリスクがあります。

レザーが裂けたり、刺繍部分だけ硬くなり不快感を感じたりしてしまう可能性があります。

泥汚れによるミシンへの支障も懸念されます。

また、今回使用済みグローブへの刺繍加工を受けたのは当店でお買い上げいただいた、というのが前提です。

他店購入品や取扱い外メーカーへの持ち込み刺繍加工に対応してくれるショップは少ないかと思います。

このグローブの刺繍はリスクのある失敗が許されない難しい加工だということです。

もし、グローブの刺繍加工をしているショップで購入し、後からやっぱりネームを入れたいなと思ったら、購入したショップに問い合わせてみるのもいいと思います。

さいごに

 

今回はグローブの刺繍加工について、その作業工程のお話をしてみました。

グローブでネームが入るだけで全然違う印象になります。

ぜひグローブ購入時には検討してみてはいかがでしょうか?

最後まで読んでいただきありがとうございました。

では(/・ω・)/

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