賛否あると思います。
もしかすると批判される可能性もあるかもしれません。
新型コロナウイルスの感染拡大を阻止するために各団体で対処する動きが広まっています。
各種イベントの中止、学校閉鎖など日本国内で様々な活動を縮小する動きにとまどいを隠しきれません。
スポーツ業界も例外ではなく、各競技の様々な大会やイベントが中止、延期となっており大混乱を引き起こしております。
僕の地域ではコロナウイルス感染者の確認は報告されていないのですが、それにも関わらず全競技の練習や、もちろん大会まですべて中止となっている状況です。
そんな今の現状の中で気になるチームがありましたのでお話してみようと思います。
練習も自粛で仕事帰りの指導者さん達がよく来店されています!
部の活動が再開されるとすぐに新入生の受け入れへと突入していくため、今のうちに打ち合わせを済ませておきます。それにしても、全国大会が決まっていたチームの監督さん。
元気なかったなぁ・・・ 悔しいよな・・・
— peta1208工房″baseball″配信 (@petapeta1208) 2020年3月2日
ある少年野球チームの現在までの活動
僕の地元にとある少年軟式野球グラブがあります。
創部8年ほどの比較的新しいチームです。
そのチームは毎週2回の練習と週末の試合で活動している少年軟式野球のグラブチームです。
お客様が来ない。
県内の大会はすべて中止で、今後も未定。
現在大会へ納品する予定だった商品のキャンセルなどの対応に追われているところです‼︎
野球始め、サッカーやバレーや何から何まで中止。泣
これから絶好の野球シーズン⚾️
なんとか早く沈静化に向かってくれることを切に願います。
— peta1208工房″baseball″配信 (@petapeta1208) 2020年2月28日
少年野球クラブチームの決断
学校は長期の休みとなり学校の部活動はもちろん、ほとんどのクラブチームは自粛という形で練習をお休みしています。
しかしこのチームの監督さんは練習を週に二回、いつも通り実施することに決めたのです。
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なぜこのグラブチームは練習を自粛しなかったのか?
近隣チームは大会もすべて中止になったということもあり、一斉に普段の練習レベルから自粛という形で活動を停止しています。
そんな中、異例の決定をしたその少年野球クラブの監督さんとお話しすることができました。そして、お話しする中でその決定を下した意図が見えてきました。
・選手達のコンディションを落とさないため
3月に入り野球シーズン到来というタイミングで起きたこの緊急事態。練習ができなければ選手達のコンディションは落ちる一方です。子供達にとっては野球に対するモチベーションの低下にも繋がりかねません。
・まだコロナウィルスの脅威が軽いため
全国的に広がる自粛活動なのですが、まだ県内で感染者の発表がないこと。外での運動に関しては感染のリスクが少ないこと。
・OB達にも声かけ
このグラブチームから巣立っていった高校生までの選手達にも声をかけ、小学校低学年から高校生まで合同で練習をすることにしました。みんな練習をする場所がないそうです。小学生の子供達にとっては良い刺激になるという考えもあるそうです。
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グラブの練習を実施するか自粛するか保護者達と話し合って決めた。
実はこの決定の裏には、現クラブの選手達の保護者を始め、既に中学、高校に進学しているこのクラブのOB達の保護者さん達からの賛同もあり実現することとなりました。
しっかりとした話し合いの場を設け、意見を出し合い決められた決定事項でした。
ただし、正式にクラブ活動の自粛要請や、危険な情報が出始めたりするようなことがあればその時は速やかに活動をお休みするように決まったそうです。
練習を行うに当たって注意点も取り決める
今回はこのチームの小学生の選手の他に、このチームのOB達が集まり練習を行うことになりました。
そこで安全を考慮した決まりごとも作られました。
・監督さんが常駐する
こちらのチームの監督さんは自らの仕事の合間を見て週に二回の練習に必ず参加するそうです。また、保護者さんにも声をかけ、数人の大人が見守る環境で練習を行うということでした。
・短時間の練習
コロナウイルスに限らず、インフルエンザや風邪の感染にも警戒し、短時間の練習で切り上げること。時間を短縮することで練習を見に来ていただいた保護者さんにも配慮できるということでした。
・送り迎えの乗り合わせを徹底
練習に参加する子供達の親同士でこまめに連絡を取り合い、送り迎えの分担を徹底するように決めました。
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子供達のストレスを軽減させたい
この時期には、楽しみなお別れ会など子供達にとってはチームメイトと過ごす最後のイベントが残されていました。
しかし室内で大人数で集まり飲食をする行為は現状非常に危険とされています。
そのため、お別れ会は中止を余儀なくされたそうです。
自宅待機という子供達のストレスを軽減させるためにも野球をする場を作りたいともおっしゃっていました。
クラブの活動は自粛するしかないのか?
おそらくクラブ活動の自粛というのは、全国的に行われていると思います。
その中でほんとに自粛するだけが全てなのか・・・
と思うところもあります。
一方で、もしもの事態が起きてしまった場合は?
大丈夫だという確信は?
と言われてしまうと今の緊急事態の中では何とも言えない不安な気持ちにもなります。
この世間の流れの中でクラブの活動を実施して行くという決断をしたことには関係者より賛否の意見が出ることが予想されます。
皆様の地域ではどのような状況でしょうか?
そしてこの決断をどう思いますか?