こんにちは!! 社会人野球プレーヤーのペタスです。
あああああの頃が懐かしいなー(*´з`)
突然ですが、社会人になって野球チームを立ち上げたい!
そんな風に思っている方がいるのではないでしょうか⁇
学生野球を終えすっかり仕事に追われる日々。
気づけば青春時代に経験した野球のことも少しずつ記憶の片隅に。
そんな日常を過ごす中ふと思うことがありませんか?
『また野球がしたいなぁ』
そりゃ当然のことだと思います。
濃密な野球ライフを送ってきた方こそやはり野球は切り離せない存在なのです!! 小学校、中学校、高校、人によっては大学まで。
みっちり野球に打ち込んだからこそ、またあの仲間と野球がしたい! またあの栄光を取り戻したい!
と野球が恋しくなる方が多いのではないでしょうか? おそらく学生野球の間で『完全燃焼』をできた方はほんの一握りではないでしょうか?
今回のタイトル『社会人野球チームを立ち上げたい方必見!気をつけることも解説』
について僕が経験した社会人野球グラブの創設から残念ながら解散してしまったお話しをして、これから社会人野球チームを立ち上げたいという方にアドバイスできたら良いなと思います。
立ち上げるだけではダメなのです!
長く存続させ、強豪クラブに育てていくためのプロセスを立てて実行に移しましょう!!
希望に満ち溢れ楽しくスタートしたチームが悲しい結末を迎えてしまう一部始終と共にそうならないために考えてみます。
ペタス君が経験した野球チームの発足から解散してしまった話をするよ!!
社会人軟式野球チームが発足するきっかけは?
わたくしペタスは高校野球までみっちり野球に取り組み、その後高校卒業後に就職しました。仕事を覚えること、早く会社の戦力になることを考え毎日仕事に追われる日々を過ごしていました。 ほんとにバタバタでついていくのが精一杯(まぁ今もですが汗)
そんなバタバタな日々を送っている21歳の頃、突然知らない番号から電話があります!
も、も、もしもし・・・(ビビり)
もしもーーし!ゲンキー?(*‘∀‘) ○○高校の○○だけどー! 久しぶりだね! 電話番号教えてもらったよ急にスマヌーーー★
いや、テンションwwwwww
え?笑 なぜ?笑
正直驚きました。
僕に電話をかけてきたのは僕と同じ歳で当時同じ県内で高校野球を戦った別の高校の方でした(今はお友達です★)
彼は県内の選手で知らない人はいないというほどの有名人で超強力なスラッガーでした!
もちろん有力高校に特待生として入学。
プロ注目の逸材でしたが大学を中退し地元に戻ってきているということだそう。
なんなら小学生の時から超有名人だったので少しだけ知っていて相手も僕のことを知っていたせいもありすこーしだけの面識はありました。
オオーーー久しぶりだねーー!!( ^)o(^ )
みたいな感じで少しやり取りをした後、彼が僕に電話をかけてきた理由を告げるのです。
一言『野球チームを立ち上げたいんだけど一緒にやらない?』
!!!!!!
やる!!!!٩(๑❛ᴗ❛๑)۶人生史上最速の二つ返事でした!!!!
瞬間的に鳥肌が立つような感覚がしたのを覚えています。
なんだか全身にビビビッと電流が走ったような興奮を覚えました。
しかも誘ってきたのはあの超有名人選手ときたもんです。
野球チームを立ち上げたいということなのですが、その経緯を聞きさらに興奮の波が押し寄せます。
なぜチームを作ろうかと思い立ったのかというと、彼がいうには当時中学校軟式野球時代に同世代で有力だった(名の売れた)選手を集めてクラブを立ち上げたい! 面白そうじゃないか?ということらしいのです。
はいーーー!!絶対おもろーーーい!!
そして俺有力選手ぅーーーーー。゚(゚´Д嬉
彼と何人かの発足人たちがメンバーをリストアップした結果、このメンツならやれるぞ!という超強力な選手が集まることとなります。
全国大会に出場したあの学校のキャプテンや強豪高校に進学した4番打者。 高校野球時代最速148km右腕。 甲子園ベスト4遊撃手。春の選抜、夏の甲子園連続出場のスタメンサード、などなどとんでもない怪物たちが集まりました。
wwwwwwメンツすごすぎてウケるwwwwwwwwレベルでした・・・
初期メンバーは確か15人程でのスタートだったと思います。
社会人たちが集まり野球の活動が始まる
早速顔合わせの飲み会を開き顔馴染みや名前は聞いたことがあるよ! といったような感じで盛り上がりチーム立ち上げはかなり早く実現しました。
一回目の飲み会でよしやるぞ!!!!とみんなの意見が一致しました。
ユニフォームを揃え迫る大会に備えて練習を重ね、個々の能力の高さと新チーム発足のウキウキ感からメンバーたちは一気にまとまり始めます。
そして迎えた一年目の大会(予選から始まり、優勝までは約10勝をあげなくてはなりません)
まさかの予選3回戦負け・・・(決勝トーナメントに行くには5回勝たないといけない)
甘かった。
僕たちは軟式野球クラブとしてスタートしたのですが、当時のメンバーは高校野球まで、または大学野球上がりたてくらいの者たちばかりでみんなが長打狙い、投手は速球で押せ押せ状態汗
しかも結構荒れる系( ; ; )
ただのイケイケ集団だったのです!!(笑)
個々の能力だけで勝とうとしていたのです。
とはいっても個々の能力は凄かったのですがそれだけでは通用しませんでした。
軟式野球には軟式野球の勝ち方ってもんがある。
負けた相手は30代がメインのベテランチームでした。
その戦い方は徹底されていました。
一年目から余裕で優勝できるだろうと大会に挑んだ僕たちは無残にも3回戦で姿を消すことになりました。
しかしメンバーたちのドキドキワクワクが収まることはなく、そこから一年後の大会に向けて勝つための方法について真剣に考え始めます。
もちろん練習や練習試合もやりこみました。
そして1年後。チーム発足2年目。
難なく勝ち上がり見事に僕たちのチームは県制覇という偉業を成し遂げるのです。 (サインを作ったり、進塁のためにバントを取り入れたりエンドランをかけたり一年目にはやらなかったことを勝つために実行しました)
確かこの時は『新生現る!!!』
と言わんばかりに他クラブから注目を浴びたものです。 まだまだ若くイケイケだったのでなおさら。
ちなみに僕は3、4番手投手として初回からブルペンで肩を温めながら相手チームにプレッシャーを与える重要な役割を担っていました(ピッチャー何人でも出てくんぞゴルァ)みたいな苦笑
試合出てないけど1試合完投したような感じ(笑)
2年目の優勝で勝ち方を知った僕たちはもともとの能力の高さとまとまりを見せなんと創設から2年目に初優勝、3年目、4年目と実に3年連続で県の軟式野球界の頂点に立つのです。
チーム内で何かがおかしくなっていく
優勝実に3年連続。
まだこの時は20台半ば。 すっかり仲良くなったメンバーはプライベートでもよく集まったり遊びに出かけたりしてこれからも楽しく野球を続けていくものだと思っていました。
しかし、少しずつ何かが変わっていきます。
3連覇したあとの4連覇をかけた大会。
試合前の練習に人が集まらなくなっていました。
自らチームを発足した本人からの試合日程や練習日程の連絡なども遅れたりして都合がつかないメンバーも出てきます。
そう、チームを立ち上げた本人が勝ち続けたことで満足し、飽きてしまっていたのです(チーム解散後に本音を話してくれました)
なんだか急にもういいやって思ったみたいなのです。
まだまだ勝ちたい僕や一部のメンバーと、やりきったからもういいやというメンバーとの間に少しずつズレが生じます。
というのも、3連覇をした大会やその後の違う大会、練習試合などに新戦力としてメンバーの友達や知り合い、またあるメンバーの先輩達などが急に助っ人として来るようになるのです。
毎回そううまくみんなの日程が合うわけではなかったこともありますが、これは聞かされていないことでした。
来れないメンバーはユニフォームを助っ人に貸す。といった感じです。
しかももちろん上手だから試合に出まくる(ここで僕の控えブルペン投手の役目も終わりを告げます)
そんなことが起こり始めていたのです。
もちろん何も聞かされてないので試合当日に初めましてのメンバーが何人も来るといった状態が頻繁に起こるのです。
最初に立ち上げた創設メンバーたちが1人、また1人とスタメンから外れていきました。
そしてそんな時、あるメンバーが『ずっと試合出てたのに出られないならもう来ないよ』と言い出しチームを去るような形になったのです。
そこからは1人、また1人、辞めはしないけど練習には来ない、試合の時だけ顔出すよみたいなメンバーが出てきました。
そうなるとやはりチーム内はぐちゃぐちゃになります。
試合の連絡を回したり大会事務局と連絡を取ったりとチームの運営をしていた立ち上げ人の彼も誰かにそれをやってほしいと頼み、頼まれた方はなんで俺が? というように少しずつ少しずつ亀裂が入っていき、最終的には大会前の練習の案内や試合日程の連絡もないまま大会にさえエントリーせずに自然消滅のように解散しました。
自らチームを立ち上げた中心メンバー同士の間でもいざこざがおきていたようです。
また次の年もエントリーすらなく、チームの活動は終わってしまいました。
実質役5年間ほどの活動期間でした。
社会人野球チームを長く続けるためには?
野球チームを立ち上げる時は誰でも楽しいものです。
早く試合がしたい!
と舞い上がる気持ちもとてもわかります。
僕がそうでしたからね。
当時の仲間を集めてまた一緒に野球をする!
とても素晴らしいことですよね!
しかし立ち上げにあたり最初にしっかり決まりごとや方針を明確にする必要があります。
充分なメンバーを揃える。
連絡係を決める。
会計を決める。
道具の保管方法を決める。
部費などを集める。
などなど・・・
僕たちのチームは最初に決まり事などは特に作らずただ勢いで発足したというような感じだったので後々チーム内に亀裂が入ってしまったのだと思います。
まだまだ当時みんな若く勢いだけはものすごくありました。
5年という短い期間でチームは解散。
こうならないためにもやはりクラブ創設をするにあたっての決まり事の設定は最重要だと思います。
せっかく実力もありまだ若さもあり勝てるチームなのに解散してしまっては勿体無いですよね。
助っ人を呼ぶ、責任者を変える。
というのはまだまだあとの方でやることだったのだと思います。
人が揃わないならその大会は見送る。
また次の大会に合わせて活動を続ける。
まずは最初に一緒に立ち上げたメンバーを尊重する。
これは大切なことだと思います。
チームが強くなるにつれ戦力を維持していかなくてはりません。
長く存続させたいなら世代交代も必要になってくるでしょう。
しかしその時は1人で決めずにみんなで話し合うようにしないと、気がつけばそこにズレが生まれてきます。
みんなでこのチームを続けていく。
その意識を持たせるのもやはり最初に立ち上げる人には重要なことなのだと思いました。
野球チームを立ち上げる。意外と大変なんだね!!!!
さいごに
なんだか暗い話で終わってしまいましたね。
しかし!
昔の仲間とまた野球ができる喜びを感じれたのはものすごく貴重な経験になりました。
そして僕たちの場合は各校から有力な選手を数人ずつ集めて立ち上げるといった方法でスタートしたため、少ししか面識がないメンバーや名前は聞いたことがあるっていう程度のメンバーと一気に友達になれたのです。しかも、野球というスポーツで繋がった同志達です。
社会人になってこんなに共通認識を持つ友に出会えることってそうそうないですよね。
そしてチームが解散して5年ほどたちますが、今でも仲良くさせてもらっています。
当時のメンバーの誰かが結婚する時はみんな集まり祝福しつつ、当時の話に花を咲かせてたりしています。
一度立ち上げたチームの仲間とそう簡単に縁が切れることはないと思いますよ。
ユニフォームはみんなでデザインを決めかっこいいものを揃えました。
野球には40代の部もあります。
それ以上の部もあり歳をとっておじいちゃんになっても野球はできる環境があります。
僕たちも大人になりました。今度こそみんなが心から楽しいと思えるチーム作りができるのではないでしょうか。
また再結成してみんなと野球がしたいな。
と僕は密かに計画を練っていたりします。
今回の記事がこれから野球チームを立ち上げたいと思っているあなたに少しでも役に立つと嬉しいです!
今回はチーム立ち上げから解散の話をしましたが決してネガティブに考える必要はないのです。
僕自身解散という形で楽しかったチームがなくなってしまいましたが活動期間中はとても楽しく充実した野球ライフを送っていたと思います。
毎日バタバタの仕事でさえも、オフの日の野球を考えると楽しくなりました。
そしてこれから野球チームを立ち上げたいと考えているあなた!!
ぜひチームを立ち上げて仲間達と野球をしてください!
きっとものすごい感動が生まれるはずです!
でも準備だけはしっかりしましょうね。
ではまた( ^)o(^ )