キャッチャーミットへ刺繍を入れたい!!
そう思っている方は結構多いのではないでしょうか?
『でもキャッチャーミットって刺繍加工入るの?』
と疑問ですよね。
今回はそんな疑問にお答えいたします。
キャッチャーミットに刺繍は入るの?
結論、入ります!!
完成品のミットでも刺繍加工は可能です。
しかし、既製品のキャッチャーミットに刺繍加工をする場合は、普通のグローブに刺繍するよりもやや手間と技術が必要ですので、加工が可能なショップが絞られてくるかと思ます。
キャッチャーミットの刺繍加工はどこに入るの?
では、キャッチャーミットへの刺繍加工はどこに入るのかお伝えします。
まずは土手部。
コチラはスペース的にはやや狭くなりますが、漢字二文字程度であれば大体きれいに大きく入ります。
高校野球ルールにも対応しており、公式戦でも安心して使用することができます。
次に親指部
コチラは中学、高校野球では使用ができませんが、社会人野球やソフトボール、少年野球などでは公式戦対応です。
スペースが広く大きな刺繍加工が可能です。
今回紹介するミットの刺繍加工ですが、土手部、親指部共にバラす工程と場所が似てますので、どちらかの刺繍に対応できる場合は二か所とも加工が可能でしょう。
キャッチャーミットの刺繍加工はなぜ難しいの?
では、なぜキャッチャーミットの刺繍加工が難しいのかを説明します。
野手用グローブの刺繍とは決定的に違う工程があります。
今回はソフトボール用ミットに刺繍加工をする機会がありましたので画像を使い説明してみます。
今回加工したのはコチラ!!
ウィルソンソフトボールミット!!
かっこいい!!
キャッチャーミットの刺繍加工がグローブよりも難しいと言われる理由がこの手入れ口部分横のヘリ革部分によるものです。
グローブの場合はヒモをバラすだけで刺繍スペースを確保できるのですが、キャッチャーミットの場合は手入れ口横にヘリ革が噛ませてあるためこれを外さないと作業が進みません。
ヘリ革部分バラシは細かな作業になるため技術を必要とします。
コチラが噛ませてあるヘリ革を外した状態です。
土手部分、親指部分にスペースができました。
握りこぶしほどある刺繍のボビンケースと横に7センチ程の刺繍枠をはめ込む必要があるため広いスペースが確保できるまでバラしていきます。
表革一枚だけを縫い付けるため、二枚革になっている部分はかぶらないようにバラしていきます。
ここまで来ると刺繍枠がしっかりハマり固定完了です。
加工位置を決めデータを作り、何度もシュミレーションをしながら微調整しスタートボタンを押します。
どう加工すればカッコよく見えるか?
このレザーにはどのように加工するのがベストなのか?この辺りは経験とセンスが問われます。
スタートボタンを押して間もなく刺繍が入りました!!
『虎』の一文字!!
迫力の出るレッド×ゴールドカラーと力強い漢字がマッチしています。
かっこいいなー!!
刺繍加工を入れ終わるとすぐに組み立ての作業に入ります。
バラして、刺繍して、組み立てて、型付けして・・・・
既製品のグラブやミットに刺繍加工を入れる場合は結構な手間と技術を要します。
これで、組み立て完了です( `ー´)ノ
バランスよく大きめの文字で加工することができました。
これならパッと見て自分のだと分かるし、チームメイトからもかっこいいなー!!!お前のミット!!!
と褒められるかもしれませんね!!
手入れ口横のバラしたヘリ革部分もこの通り組み立てました。
さいごに
今回はキャッチャーミットへの刺繍加工について紹介してみました。
キャッチャーミットへの刺繍加工をしたい!!
という方は野球ショップに問い合わせててみて下さい!!
どこかのショップは対応してるかもしれませんよ~~~